思い出のKey Lime Pie

 

昨日はクリスマスでしたね。

プレゼントは何でしたか?

 

何が欲しいかと聞かれたので "よく切れる包丁" と答えると、一瞬ひるんでから

"それは自分で買ってくれ" とMr.Mに言われました(笑)

 

 

初めてキーライムパイを作ったんです。

ほら、切れない包丁すぎてライムがかなり厚切り(言い訳にしか聞こえないけど…)

 

普通より小ぶりなキーライム、日本ではお目にかからないですよね。

コストコで売ってるらしいですが、遠いので普通サイズで妥協してしまった。

たった4種類の材料なのに、パイ生地のグラハム・クラッカーでさえ探すのにひと苦労…

 

これを私が初めて食べたのは12年前、母の妹である叔母を訪ねてテキサスに行った時です。

叔母は日本でアメリカ人と結婚し、アメリカへ移住し3人の子供を育てたのでした。

ドイツ村に連れて行ってもらった際、2種類買ったパイのうち1つが「Key Lime Pie」でした。

私がお代を払うと言ったら叔母は頑なに拒否しましたが、

「園子が買いたいと言ってるんだから聞き入れてあげよう」と夫のジョン叔父さんが

よしこ叔母さんを説得してくれたのでした。

テキサス滞在中に私がお金を使ったのは、この1回だけでした。

 

Key Lime Pie

パーッ、と口の中に酸っぱさが広がり、その後包み込むように甘さが訪れるのです。

このパンチの効いた味のせいか、もう1種類のパイは全く記憶に無い。。

 

 

 

「命がなくなっても、いつも見てるからね」と話していた病気療養中だった叔父さんは

その翌年亡くなりました。

昨年の6月に余命半年と連絡があった叔母は、12月25日クリスマスの朝に息をひきとりました。

 

 

今はもう会えないけど、

きっと、どこかで一緒にいる2人を思いながら、叔母の一周忌に作ったパイでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

          
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