2019年10月26-27日 勅使川原三郎x東京バレエ団『雲のなごり』世界初演
オペラ『蝶々夫人』横須賀公演(10月13日)の翌日は『雲のなごり』フィッティングでした。
初日が26日なので、2週間をきっている(汗)
蝶々夫人でも助けてくれた制作者に一足早く進めてもらい、難を凌ぐ。
1ヶ月半ほど前、勅使川原さんがヨーロッパ公演に行く前の打ち合わせで、セットのイメージ写真を
見ていましたが、衣裳はどうだろうか……と東京バレエ団へ向かう。。
それにしても、
バランシン、ベジャールと並んでの世界初演て、こっちが緊張するわね
ダンサー7人がそれぞれの形と色でフィットする部分を探りながら、数回の直し、染めを経て。
最後の難関が色という場面の度に、染織デザイン科の過去が役立っているという現実を噛みしめる。
失敗と成功の予想が立てられる、迷いがない、時短方法がわかる……
が度胸につながっているとも(^_^;)
「頭からつま先までを風にそよがせるような動き、重心をからだの内へ外へなめらかに移動し続ける動き…」
ある評論家の言葉だけど、まさに
バレエの型、指標の無い浮遊感が心地よいのだと思う。
今回の照明とセット、とても美しかった。
衣裳はとてもシンプルだけど、そぎ落とし見える物もあると感じるのでした。
武満徹の「地平線のドーリア」「ノスタルジア-アンドレイ・タルコフスキーの追憶にー」が
用いられて、あまり得意ではなかったバイオリンが好きになったみたいです。
日本のカンパニーへの振付けとしても初だそうで、
貴重な制作に立ち会わせていただき感謝です!
- 2019.10.28 Monday
- 制作日記
- 15:31
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- by sonokonoso